2012年06月06日

新PTA役員新聞の創刊

みなさん、本当に “ヤク” が嫌いですねえ!!
毎年4月になると、全国の大人たちは “ヤク”よけ で大興奮です。
甲府市湯村の「ヤク(厄)除け地蔵尊大祭」は2月ですが、4月の “ヤク” は “役” のことです。
幼稚園のPTAでも、小学校や中学校のPTAでも、地域の自治会でも、とにかくみなさん、ヤク(役)から逃れるのに、必死です。

今年の4月から娘たちの通う小学校でPTA会長をやることになったり、地元自治会の運営に関わったりしていて、まざまざと現実を知りました。
確かに、どうしても生活環境や経済環境が許さない方々はいると思います。しかし、それだけが理由ではない方々がたくさんいるのも事実です。

この「国民総ヤク嫌い」の現状は良くないですよ!やっぱり。
それでいて子どもたちには「自主性」だとか、「思いやり」だとか教えるわけです。そのように教える同一人物が、「ヤクがまわってきた!」と言って逃げ惑うわけです。

PTAのヤクも、自治会のヤクも、だれのためではない。
自分のため、自分の子どものため、家族のためなのに。

子どもの教育の場であるはずの「地域」や「学校」や「家庭」で、実は無責任社会の土台をつくっている。
ただ、これは日本社会の構造そのものだと思います。ちょっとやそっとじゃびくともしない。だから私は問いたいと思います。
「PTAって必要ですか?」「自治会って必要ですか?」「そもそも何のために?」

そんな根本的な問いを、ほんの少しずつでも始めたい。
そのために、まずは「ヤクを引き受けている側」による情報公開から始めよう。
情報を共有するところから、もしかしたら一人でも、二人でも、主体的な協力者が現れるかもしれない。
現に、ヤクをやってきた人々からは「勉強になった」とか、「学校や地域のことに興味がもてた」とか、少なからず自らの変化を喜ぶ声が聞こえてきます。

そこで、今週からそのPTAで、役員さんたちのご協力を得て新しい「PTA役員新聞」を創刊しました。

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これから徐々にこの新聞のスタイルが定まってくるのだと思いますが、とにかく堅苦しくしないで、私たちPTAに関わる保護者や教員の本音を知ってもらえるような紙面にしたいと思っています。

以下、創刊に当たって書いた私の文章です。

私がPTA会長に就任してまだ日は浅いですが、この間にいろんな現場を見せていただいて、一つ考えたことがあります。それは「本当にPTAって必要な組織なんだろうか?」ということです。

千塚小学校は何もかも新しくなりました。子どもたちも先生方もフレッシュな気持ちになり、「よしこれから!」という雰囲気が学校中にいっぱいです。

しかし、PTAはどうでしょうか?

4月の授業参観の後の懇談会への参加者の少なさは相変わらずでした。その後の専門部会ではなかなか役員が決まらず、その様子は少し残念なものでした。子どもたちがこの学び舎で楽しんでいるように、私たち保護者も「もう少しPTAを楽しめないものか」と思ったのです。

今年のPTAのスローガンは「親・先生・地域が一体となって子どもを育て、自らも成長しよう!」に決めました。ただ、この理想を即座に実現するのは無理でしょう。
そこで、まずは現在のPTAの現状を、少しでも多くの方々に知っていただくことから始めよう。PTAの役員会にはどんな人が、どんな想いで関わっているのか、どんなことが話し合われているのか、みんなで共有してもらおう。それなら思い切って、私たちの新聞を発行しよう、ということになりました。

こうして、PTA本部役員による新聞を、不定期ですが発行することにしました(これは羽中田校長先生の『絆』にならうものです)。是非、『絆』に加え、この『チャレンジ』も、楽しく読んでいただきたいと思います。そして一緒に「学校」のこと、「PTA」のこと、 「地域」のことを広く考えてみませんか? 

「家庭」とか、「身近な知り合い」とか、小さな枠を抜け出しましょう! 
そして保護者も先生方も一緒になって、話し、学び、成長できたら、嬉しいことです。
そしてそれは全て、子どもへの良い影響になって返ってくるものだと、私は信じています。


私たちの身近な生活を少しでも良くしてゆける「責任社会」に近づくための試みを一つ一つ始めています。

笹本貴之(甲府市立千塚小学校PTA会長)
posted by 笹本貴之 at 00:08| 「学びの場」の告知