2011年01月18日

ワイン文化継承の世界へ

「“1キロいくら”の世界から、“ワイン文化継承”の世界へ。」

by 池川 仁チーム・キスヴィン 代表/池川総合ブドウ園

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ぶどう栽培家の池川さんは、甲府でワイン醸造用のぶどうをつくっています。
もともとは生食用ぶどうがメインでしたが、米国留学をして、山梨のぶどう栽培の経営を安定させるためには規模の拡大が必要だと気付きます。
そのためには比較的栽培効率のよい醸造用ぶどうの栽培の割合を高めることが必要であり、池川さんはそのための栽培技術を高めてきました。

その後、甲府のシャトー酒折ワイナリーの醸造家、井島さんと出会いました。このワイナリーの看板商品とも言える「マスカットベリーA樽熟成 キュベ・イケガワ」は、さまに池川さん特別醸造という意味で、池川さんのつくったマスカットベリーAでできたワインです。
この共同作業により、ぶどう栽培、ワイン醸造、そして販売までを一貫してイメージした、新しいぶどうづくり、ぶどう栽培の経営を構想します。

ぶどう栽培を、単に商売として「1キロいくら?」ということばかり考えるのではなく、日本で数少ないワイン産地ということを貴く思い、その産地の文化そのものを守り、継承することに自らのぶどう栽培家としての存在価値を見出しています。

そして、ぶどう栽培、新規就農者の育成、産地の景観維持、グリーンツーリズム、栽培コンサルティングを総合的にする「チーム・キスヴィン」という組織をつくりました。

池川さんは言います。
「なにも東京や海外の市場に売り込むことだけがワインのブランド化ではない。産地の体制をしっかり整えて、新規就農者をしっかりと受け入れられることで、ブランド力が高まる場合だってある」。
「その土地に『もっと良くしたい』と思う人が、どれだけ多いか、『産地を残したい』という気持ちの人が、いかに多いか。これによって山梨のワインが本当にブランドになる否かが決まる」。


地に足の着いた池川さんと共に、私も山梨のワインのブランド化に貢献したいと思っています。


笹本貴之 /笹本貴之と「山梨の自立」をめざす会

posted by 笹本貴之 at 01:00| 学びの言葉