2013年07月27日

たくさんある恒例行事。その目的は?

子どもたちは、すでに夏休みですね。
その前に、小学校のPTA活動で、どうしても伝えたいことがあって、1学期の最終日に「PTA本部だより」を発行しました。

夏休みが明けてすぐ、小学校ではPTA主催の恒例行事の一つ、愛好奉仕作業があります。
私は1年前から、この運営の仕方に疑問を持っていました。

「毎年の恒例行事だけど、そもそも何が目的なの?」ということです。

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PTAで行事の後に反省会をすると、結構いろんな意見が出ます。具体的に不便だったこと、改善すべきことなど、前向きな話が尽きません。
しかし、注意して聞いてみると、出てくる意見は、作業手順、作業効率、安全性の確保などのことで、これらは全て愛好奉仕作業のための技術的なこと、つまり「手段」の話ばかりでした。

「そもそも何のための愛好奉仕作業か?」ということを議論して初めて、具体的な作業効率だとか、必要な人数だとか、みんなの納得いく形で決まってくるのではないでしょうか。

昨年度の愛好奉仕作業の後の反省会で、みなさんの意見が一通り出尽くしたころに、私は発言しました。

「ではみなさん。この愛好奉仕作業は何のためにやるのですか? 徹底的にきれいにすることですか? それとも親子で学校をきれいにするという体験ですか? それによっていまみなさんが議論していることの答えが180度変わってきますよね。もし『きれいにするため』だったら、子どもの出入りは完全に禁止して効率的に作業する。もし『親子の体験のため』だったら、是非子どもたちにも来てもらって安全面だけは考慮する。つまり、何のため?という目的が最も大事なことで、それを決めないことには、何時間話しても、結局何も決まらないのです。」

そして今年度はの愛好奉仕作業のための準備会議では、まさに昨年度の議論の続きからやり、その結果、「目的」を「子どもと共に学校をきれいにする」ことに定め、それに基づいて全校への「おしらせ」の内容を考えたり、作業当日の細かな作業場所や作業手順を決めました。

まさに今年度のスローガン「まず、私たち大人が学び、楽しみましょう!」を実践しているつもりですが、どうでしょう。

何だか堅苦しいでしょうか? もし周りに関係する方がいたら、感想を聞いてみてください。多少の不安はありますが、私は楽しい「大人の学びの場」だと思っていますが(笑)。

またこのことは、もちろん、PTA活動に限りません。
中心市街地でも、郊外でも、自治会でも、業界でも、どこにもある「恒例行事」では、全く同じことが当てはまらないでしょうか。
だから私は、小さなところから、小さなことにこだわって、発言と行動を繰り返しているのです。

笹本貴之/甲府市立千塚小学校PTA会長
posted by 笹本貴之 at 14:42| 私の考えていること