2014年09月23日

10年前から始まっていた山梨のワインの新時代

今年も「山梨学院ワイン講座」を企画・プロデュースしました。今月26日(金)からです。

私は「ワインツーリズムやまなし」の運営からは去りましたが、ワイン絡みでは唯一この仕事だけやらせていただいてます。

詳細は、山梨学院生涯学習センターのホームページをどうぞ。

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今年のワイン講座では、この10年を振り返ります。

題して「10年前から始まっていた山梨のワインの新時代 〜この人がいたから、今がある〜」


いまに続く「地域を変えよう」とか、「地方が主役」とか、「地域の自立」とか、そういう動きはワインに限らず、ちょうど10年くらい前にその始まりがあっ たように思います。


得々クラブも、KOFU Prideも、とりもつ隊も、つなぐNPOも、かつぬま朝市も、ワインツーリズムも、サラダボウルも、燈屋も、桜座も、スティルイチミヤも、空族の自主上映活動も・・・。あのココリの構想が発表されたのだって10年前。みんなみんな10年前から。


では、我々はそのとき、いったい何を求めていたのか?

その結果、何が変わり、何が変わらなかったのか?


いまこの山梨で、新聞でも、選挙でも、行政でも、当たり前のように「地域活性化」という言葉が使われています。

この10年を総括・評価する時期が来ているのではないでしょうか。

もう、私たちは通り一遍の活性化論にだまされてはダメだ。同じ過ちを犯してはダメなんだ。


以下、今回のワイン講座に寄せた私のメッセージです。


思い出してみてください。10年前のあなたの食卓、10年前に県外の友人を案内した山梨の名所、10年前に地元の飲食店で飲んでいたお酒…。そこに、山梨のワインはありましたか?

もちろん、この “変化” は山梨のワインのことに限りません。この間の社会全体の大きな変化の中の一部に過ぎません。しかし “変化” は、ある日突然訪れるものでもありません。そこには必ず “人の意思” があります。
この10年で、私たちはいったい何を変えようとしたのか。そして何が変わり、何が変わらなかったのか。毎回違った視点から、この10年を総括・評価して、次なる10年、次なる新時代につなげたいと思います。


笹本貴之

posted by 笹本貴之 at 01:58| 「学びの場」の告知

2012年09月26日

PTA役員新聞 いじめについて

私がPTA会長を務める学校で、毎月一回PTA役員新聞を発行しています。
9月の新聞には、最近話題が絶えない「いじめ」について、私なりの考えを書きました。

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以下、全文を掲載します。
主旨は、「大人も自分の責任を自覚しよう」ということです。

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いじめを考える 〜保護者として思うこと〜

この夏休みはオリンピックで盛り上がりましたが、いじめの話題も多かったですね。大津市の問題から、いじめの実態やその後のずさんな対応が明るみになって、世間のいじめに対する関心が高まっています。一方、甲府市の児童会・生徒会でつくる少年議会では、数年前から「いじめ追放宣言」を採択しています(校長先生から「きずな」49を通して報告がありました)。それでも平成23年度の甲府市の小中学校では、いじめの認知件数が116件ありました。

では状況の中で、私たち保護者は、何を考えるべきか? 何をするべきか?
改めて悩んでしまいますね。

私はいつも、「いじめは子どもの責任じゃない。私たち大人の責任である」と思っているんです。そう言うと「それじゃあ保護者が、どうやって全ての責任を負うのか?」と指摘されそうですが、そうではないんです。私たち大人の「意識」のあり方を話題にしているのです。

私は先日、娘たちに「いじめを見て見ぬふりはダメだ!それはいじめをしている奴と同じだ!」と言い聞かせました。その瞬間、私はある会議のことを思い出してヒヤッとしたのです。以前、ある上司の強引な運営について、同僚のAさんが発言した時のことでした。「俺は確かに、Aさんを見捨ててしまった。あのときAさんが正しかった。俺も常々そう思っていた。だけど上司のその後の問い詰めが怖くて、Aさんに賛同せずに、黙って下を向いてしまった」。

いかがでしょう? よく考えると、こういうことは一度ばかりじゃないですね。職場で、団体で、勉強会で、地域で、友だち関係で、家庭で・・・。
子どもたちは私たち大人の社会をよく見ています。子どもたちは大人の建前と本音を見抜いています。「いじめをする子ども」も、そのいじめを「見て見ぬふりをする子ども」も、それは大人の社会のまねをしているに過ぎないんだ、と思うのです。

いじめを学校や教育委員会や行政のせいにしていないでしょうか? いくらマスコミや世間が騒いだって、いくら教育委員会や学校が頑張ったって、私たち大人が我が身を省みようとしない限り、現状は変わらないと思います。例えば、山梨労働局から平成23年度の労働紛争解決制度について、こんな発表がありました。「『いじめ・嫌がらせ』に関する相談の占める割合が、全体の18.4%(442件。平成22年度は15.9%,337件。)となり,初めて内容別の順位が第1位となった」。これが大人の職場の現状です。

一方、甲府市の学校や教育委員会は、いじめ対策に真剣です。その結果として、「何か困ったことがあった時、先生に相談するか?」というアンケートに対し、甲府市の小学校の83%の子どもたちが「相談する」と答え、全国平均の70%を大きく上回っています(甲府市教育委員会調べ)。

さあ、今度は私たち保護者の番です。私たち大人の「生き様」こそが、もっとも子どもに影響すると信じています。そして全ての子どもたちが、「親にも相談する」と答える地域社会をめざしませんか。

因みに、私も娘に説教したからには、自らの行動も正そうとしています。大切な場面では、意見や質問がある相手に対して直接発言するようにしています。これは勇気のいることです。相手に嫌われてしまうかもしれません。でも、じっくり本音で付き合える人間関係を、一つでも多く持ちたいと思っています。

笹本貴之
posted by 笹本貴之 at 01:06| 「学びの場」の告知

2012年09月10日

「山梨学院ワイン講座2012」をプロデュースさせていただきました。

世界には数えきれないほどの地域があり、それぞれに固有の産業や文化や生活が形成されてきました。
しかし私たちは、そんな地域の固有性を壊すことばかり考えてきたのかもしれません。
全国一律の都市計画、大手企業の誘致、大型ショッピングセンターの受け入れ、そして原発への依存などなど。
そして、私たちは知っています。
いま地域に住む私たちに必要なのは、その固有性を活かすことだと。

山梨のワインはそんな固有性の典型です。
他の地域にはない特別な魅力があり、だからこそワインをつかった地域活性化の試みが広がりつつあります。
そしてそのワインのことを知れば知るほど、そこに人生をかけるつくり手の想いに触れます。
つくり手を支える人々の存在が無視できなくなります。
地域に固有な資源はモノだけではなく、それを生み出す“人”でもあるのだと気づきます。

どうぞその人々の想いと行動を知ってください。

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――――――

今回で私の総合プロデュースは三回目となります。
単においしいワインを飲んだり、豊富なワインの知識を得たり、有名な醸造家の話を聞いたり、という受動的な講座ではなく、
この「山梨に住む」ということを自分のこととして考え、どんな心構えで、日々何ができるのかを考える能動的な講座を心がけています。

そんな意識を共有してくださる山梨学院生涯学習センターの皆さまには、本当に感謝しています。

詳細・お申し込みは以下のサイトからどうぞ。

http://www.ygu.ac.jp/cgi-bin/learning/lecture/detail.cgi?id=102

笹本貴之
posted by 笹本貴之 at 19:20| 「学びの場」の告知

2012年06月06日

新PTA役員新聞の創刊

みなさん、本当に “ヤク” が嫌いですねえ!!
毎年4月になると、全国の大人たちは “ヤク”よけ で大興奮です。
甲府市湯村の「ヤク(厄)除け地蔵尊大祭」は2月ですが、4月の “ヤク” は “役” のことです。
幼稚園のPTAでも、小学校や中学校のPTAでも、地域の自治会でも、とにかくみなさん、ヤク(役)から逃れるのに、必死です。

今年の4月から娘たちの通う小学校でPTA会長をやることになったり、地元自治会の運営に関わったりしていて、まざまざと現実を知りました。
確かに、どうしても生活環境や経済環境が許さない方々はいると思います。しかし、それだけが理由ではない方々がたくさんいるのも事実です。

この「国民総ヤク嫌い」の現状は良くないですよ!やっぱり。
それでいて子どもたちには「自主性」だとか、「思いやり」だとか教えるわけです。そのように教える同一人物が、「ヤクがまわってきた!」と言って逃げ惑うわけです。

PTAのヤクも、自治会のヤクも、だれのためではない。
自分のため、自分の子どものため、家族のためなのに。

子どもの教育の場であるはずの「地域」や「学校」や「家庭」で、実は無責任社会の土台をつくっている。
ただ、これは日本社会の構造そのものだと思います。ちょっとやそっとじゃびくともしない。だから私は問いたいと思います。
「PTAって必要ですか?」「自治会って必要ですか?」「そもそも何のために?」

そんな根本的な問いを、ほんの少しずつでも始めたい。
そのために、まずは「ヤクを引き受けている側」による情報公開から始めよう。
情報を共有するところから、もしかしたら一人でも、二人でも、主体的な協力者が現れるかもしれない。
現に、ヤクをやってきた人々からは「勉強になった」とか、「学校や地域のことに興味がもてた」とか、少なからず自らの変化を喜ぶ声が聞こえてきます。

そこで、今週からそのPTAで、役員さんたちのご協力を得て新しい「PTA役員新聞」を創刊しました。

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これから徐々にこの新聞のスタイルが定まってくるのだと思いますが、とにかく堅苦しくしないで、私たちPTAに関わる保護者や教員の本音を知ってもらえるような紙面にしたいと思っています。

以下、創刊に当たって書いた私の文章です。

私がPTA会長に就任してまだ日は浅いですが、この間にいろんな現場を見せていただいて、一つ考えたことがあります。それは「本当にPTAって必要な組織なんだろうか?」ということです。

千塚小学校は何もかも新しくなりました。子どもたちも先生方もフレッシュな気持ちになり、「よしこれから!」という雰囲気が学校中にいっぱいです。

しかし、PTAはどうでしょうか?

4月の授業参観の後の懇談会への参加者の少なさは相変わらずでした。その後の専門部会ではなかなか役員が決まらず、その様子は少し残念なものでした。子どもたちがこの学び舎で楽しんでいるように、私たち保護者も「もう少しPTAを楽しめないものか」と思ったのです。

今年のPTAのスローガンは「親・先生・地域が一体となって子どもを育て、自らも成長しよう!」に決めました。ただ、この理想を即座に実現するのは無理でしょう。
そこで、まずは現在のPTAの現状を、少しでも多くの方々に知っていただくことから始めよう。PTAの役員会にはどんな人が、どんな想いで関わっているのか、どんなことが話し合われているのか、みんなで共有してもらおう。それなら思い切って、私たちの新聞を発行しよう、ということになりました。

こうして、PTA本部役員による新聞を、不定期ですが発行することにしました(これは羽中田校長先生の『絆』にならうものです)。是非、『絆』に加え、この『チャレンジ』も、楽しく読んでいただきたいと思います。そして一緒に「学校」のこと、「PTA」のこと、 「地域」のことを広く考えてみませんか? 

「家庭」とか、「身近な知り合い」とか、小さな枠を抜け出しましょう! 
そして保護者も先生方も一緒になって、話し、学び、成長できたら、嬉しいことです。
そしてそれは全て、子どもへの良い影響になって返ってくるものだと、私は信じています。


私たちの身近な生活を少しでも良くしてゆける「責任社会」に近づくための試みを一つ一つ始めています。

笹本貴之(甲府市立千塚小学校PTA会長)
posted by 笹本貴之 at 00:08| 「学びの場」の告知

2011年08月02日

甲府で決行する映画『サウダーヂ』凱旋上映にご期待ください。

8月27日(土)に甲府・桜座で予定されている映画『サウダーヂ』の凱旋上映の準備中です。

先日発売された雑誌「映画芸術」では、その表紙に『サウダーヂ』が採用され、中身でも特集が組まれています。
この雑誌はまさに映画の舞台となった甲府の中心商店街「甲府銀座通り」の書店、春光堂書店さんにて大量販売中です。

富田克也監督をはじめ、映画のスタッフとキャストは、もうすぐロカルノ国際映画祭に出席する為に旅立ちます。
私たち居残り組は、彼らの帰国後の甲府での凱旋上映を準備して待っています。

以下の通り、チラシも仕上がりました。

Saudade_KOFU_FIYER_OMOTE.pdf

Saudade_KOFU_FIYER_URA.pdf

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(ロカルノ国際映画祭に正式出品が決まったときのYBSインタビュー)
(右:富田克也監督 左:酒井康宜アナウンサー)

「甲府には撮りたいものがある。」
そう言って撮った映画が、世界にはばたくことに、喜びを感じています。

どうぞ皆さまも凱旋上映にご参加して、共有しましょう。


笹本貴之/「サウダーヂ」エグゼクティブ・プロデューサー
posted by 笹本貴之 at 02:22| 「学びの場」の告知